「私とて時には姿の見えない声の主を空に遠く見つめつづけることがある」まどみちお『小鳥の声』──優れた文学作品の魅力は、読む人の心を大きく転換させる力にあります。それは決して美しい話とは限りません。人間の醜さや愚かさを表現した作品が大きな力を与えることも多いのです。
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