脳血管内治療のエキスパートとして、これまで7,000名以上の患者を救ってきた脳神経外科医・坂井信幸氏。その歩みは20年前にアメリカから導入されたコイルが契機になった脳血管内治療発展の歴史と重なる。常に変化が求められる医療の世界において、その時代その時代でベストを尽くすことを使命としてこられた坂井氏に、医道一筋の歩みを振り返っていただいた。
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神戸市立医療センター中央市民病院総合脳卒中センター長
坂井信幸
さかい・のぶゆき
昭和31年京都府生まれ。59年関西医科大学医学部卒業後、同大学助手を経て、平成3年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校研究員。京都大学医学部助手、国立循環器病センター医長を経て、13年神戸市立中央市民病院(現・神戸市立医療センター中央市民病院)医長。17年部長、総合脳卒中センター長を務める。