内科医でメディアでもお馴染みのおおたわ史絵氏はいま、刑務所内で受刑者を診療する「プリズンドクター」として活動している。しかし、氏が現在の道に至るまでには、薬物依存症の母親との40年に亘る凄絶な日々があったという。その苦難の人生を振り返っていただき、医師としての信念に迫る。
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総合内科専門医/法務省矯正局医師
おおたわ史絵
おおたわ・ふみえ
東京都生まれ。東京女子医科大学卒業。大学病院、救命救急センター、地域開業医を経て、平成30年より現職。医師と並行して、テレビ出演や講演活動を積極的に行っている。著書に『プリズン・ドクター』(新潮新書)『母を捨てるということ』(朝日新聞出版)など多数。