剣豪・宮本武蔵の祖父・平田将監から17代目に当たる平田冨峰氏。10歳から始めた剣道は最高位の八段を極め、また、警視庁捜査一課の刑事として数々の凶悪犯罪の解決に身命を賭してきた。80歳を越えるいまなお現役で剣を交える平田氏に、体験から掴んだ人生・武士道精神の極意、そしていまを生きる日本人へ伝えたいメッセージをお話しいただいた。
日本協会17代会長
平田冨峰
ひらた・ふほう
昭和17年岡山県生まれ。剣豪・宮本武蔵の祖父である平田将監から数えて17代。37年警視庁警察官として奉職。大塚警察署長、装備課長、鑑識課長、捜査一課長、立川警察署長、生活安全総務課長、刑事部参事官等を歴任。平成13年定年退職。三菱地所総務部CSR推進部顧問(現在は退職)。剣道教士八段。小野派一刀流、直心影流の修業にも取り組み、現在も現役で後進の指導に当たり、剣の道を通じて武士道精神を伝承している。令和元年「瑞宝小綬章」受章。