2020年9月号
特集
人間を磨く
特集

人間を磨く

    この記事は約3分でお読みいただけます

    つかえてその道をくする、これを達という――ある先哲の言葉である。一つのことに仕えてその道の熟達者になる、そういう人を達人というのだ、ということである。

    その道の達人になる人は皆、自分を磨き続けた人である。自分を磨かずして達人にはなり得ない。というと、それは特別な人、自分とは関係ない、と思う人もいるかも知れない。そうだろうか。