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国語力を養う重要性は多くの識者が強調するところである。しかし日本語を幼児期からいかに与えるべきか、人生にどんな意義があるのか。明瞭な答えを持つ人は少ない。いま日本の東西で、多彩な教育プログラムの根幹に国語教育を据える2園――安松幼稚園の安井俊明理事長、東京いずみ幼稚園の小泉敏男園長に、半世紀にわたる実践から掴んだものを披瀝いただく。
安松幼稚園理事長
安井俊明
やすい・としあき
昭和24年大阪府生まれ。46年大阪教育大学卒業、48年同大学大学院教育学研究科修士課程修了。大阪府立岸和田高等学校数学科教諭となる。その後、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎数学科教諭、大阪教育大学講師、清風南海高等学校数学科教諭、相愛中学校・高等学校校長などを歴任し、職員の意識改革、学校改革に取り組む。平成8年より現職。数学教育関係の専門書ほか、漢字・国語に関するエッセイを多数執筆。
東京いずみ幼稚園園長
小泉敏男
こいずみ・としお
昭和27年東京都生まれ。立教大学在学中に小泉補習塾を運営、卒業後の51年父と共にいずみ幼稚園を創設。石井式漢字教育、ミュージックステップ音感教育など画期的なプログラムを早期に導入。平成7年より園長。16年第13回音楽教育振興賞を幼児教育界で初めて受賞する。近著に『最高の育て方事典』(講談社)『国語に強くなる音読ドリル』(小泉貴史氏と共同監修/致知出版社)がある。