世界で最も古い歴史を有し、長く続いている国、日本。初代の神武天皇がご即位されて以来、万世一系の皇統は126代にわたって連綿と受け継がれ、2685年を迎える。一方、今年(2025年)は大東亜戦争終結80年の節目でもあるが、敗戦後のGHQの占領政策により、日本人は古来大切にしてきた理念や文化、価値観を悉く捨て、根無し草になってしまった。いかにして心の背骨を取り戻し、その使命を果たすべきか。高千穂神社宮司の後藤俊彦さんとジャーナリストの葛城奈海さんが語り合う日本再生への祈り。先人たちに無念の涙を流させてはならない。
この記事は約30分でお読みいただけます
高千穂神社宮司
後藤俊彦
ごとう・としひこ
昭和20年宮崎県高千穂町生まれ。43年九州産業大学商学部卒業後、参議院議員秘書となる。國學院大學神道学専攻科並びに日本大学今泉研究所を卒業し、56年高千穂神社禰宜を経て宮司に就任。同神社に伝わる国指定重要無形民俗文化財「高千穂夜神楽」のヨーロッパ公演を二度にわたって実現。62年神道文化奨励賞受賞。神道政治連盟副会長、高千穂町観光協会会長などを歴任。令和3年神社本庁より神社界最高位の「長老」を授与される。著書に『日本人なら知っておきたい日本の神話九選』(致知出版社)など。
ジャーナリスト
葛城奈海
かつらぎ・なみ
昭和45年東京都生まれ。東京大学農学部卒業後、自然環境問題・安全保障問題に取り組む。俳優などを経て、平成23年から尖閣諸島海域の実態をレポート。27年防人と歩む会会長、令和元年皇統を守る会会長にそれぞれ就任。他に元予備3等陸曹、予備役ブルーリボンの会幹事長。北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」でアナウンスを担当。著書に『戦うことは「悪」ですか』(扶桑社新書)『日本を守るため、明日から戦えますか?』(ビジネス社)など。