春の選抜で優勝し、4度目の全国制覇を果たした東海大学相模高校硬式野球部。春高バレーをはじめ6度の全国優勝を経験した東福岡高校バレーボール部。日本一の常連校は日々、どのような意識で、どのような練習を重ねているのだろうか。それぞれのチームを指揮する門馬敬治、藤元聡一両監督の対談は、トップを極めた人でなくては醸し出せない魂の呼応と熱い気迫を感じさせるものだった。
東海大学付属相模高等学校、硬式野球部監督
門馬敬治
もんま・けいじ
昭和44年神奈川県生まれ。東海大学野球部で原貢監督に師事し、卒業後の平成11年、東海大学付属相模高等学校硬式野球部監督に就任。12年就任2年目で選抜高等学校野球大会(春の選抜)優勝。23年春の選抜で2度目の優勝。27年全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)でチームを45年ぶり優勝へと導いた。令和3年春の選抜で3度目の優勝。家族共々チームを支える。
監督室に飾られた原貢氏の写真と共に
東福岡高等学校、バレーボール部監督
藤元聡一
ふじもと・そういち
昭和50年山口県生まれ。法政大学を卒業後、平成14年東福岡高等学校バレーボール部コーチに就任。18年監督となり、20年インターハイで初の全国大会出場。翌21年も2年連続の3位入賞を果たし、春高バレー出場2度目でチームを準優勝に導く。27年第67回春高バレーで初優勝と同時にインターハイ、国体の全国3冠を達成する。翌28年第68回春高バレー、国体で共に2連覇し2冠。令和3年1月の春高バレーで3度目の優勝。