山岡鉄舟といえば、剣・禅・書の達人にして、歴史に残る江戸城無血開城の立役者として名高い幕末維新の英傑である。我が国を国難から救った鉄舟は、いかにしてその力量を養ったのか。鉄舟縁の全生庵住職であり、間もなく弊社より『山岡鉄舟 修養訓』を発刊する平井正修氏に、その足跡を交えてお話しいただいた。
臨済宗国泰寺派全生庵住職
平井正修
ひらい・しょうしゅう
昭和42年東京都生まれ。平成2年学習院大学法学部政治学科卒業。静岡県三島市龍澤寺専門道場入山。13年同道場下山。15年より中曾根元首相や安倍首相などが参禅する全生庵の第七世住職に就任。著作に『最後のサムライ 山岡鐵舟』(教育評論社)『囚われない練習』(宝島社)『男の禅語』(三笠書房)など。致知出版社より『山岡鉄舟 修養訓』を発刊予定。