先日、わが社の朝礼で1人の社員が、最近出会った『致知』愛読者の話をした。社内は大きな感動に包まれた。
その人は生前の安倍晋三総理と共に憲法改正や皇統護持の運動に20年近く携わってきた、という。組織は全国規模で支援者の多くは高齢者であるが、昨年(2022年)夏に安倍元総理が亡くなると、支援者の口から「日本はもうだめかもしれない」という声が聞かれるようになった。安倍元総理の存在に日本を託し、その活動を支えてきた人たちにとって、その死は日本の希望の喪失と同然だったのだろう。そういう声に接する度に『致知』の愛読者であるその人は言ってきた、という。