東京近辺を中心に現在20店舗を展開する新感覚グルメカフェ「高倉町珈琲」。創業者である横川竟氏は、「すかいらーく」を立ち上げるなど、日本の外食産業を牽引してきた立役者だ。かつて業界の底辺と目されていた外食を産業にまで発展させた横川氏に、経営者としての半生を振り返っていただきつつ、経営とともに人生を成功へと導くための法則を伺った。
高倉町珈琲会長
横川 竟
よこかわ・きわむ
昭和12年長野県生まれ。長野県諏訪市立四賀中学校卒業後、修業時代を経て、37年ことぶき食品を設立。45年「すかいらーく」1号店となる国立店を出店。ことぶき食品から「すかいらーく」に商号変更。取締役、子会社ジョナス(後にジョナサン)社長、会長などを経て、平成18年「すかいらーく」会長兼最高経営責任者に就任。20年に退任後、25年高倉町珈琲1号店を東京八王子に出店。翌年、高倉町珈琲を設立し、会長に就任。