人生に悩み、苦しみ、死の恐怖に怯える人たち……。聖心会のシスターで文学博士、ゲシュタルト・セラピストの鈴木秀子さん、臨床心理士で4月からハーバード大学客員教授として研究に従事する皆藤 章氏は、それぞれの立場で、そのような人たちの命に40年間、静かに寄り添い続けてきた。日々命と向き合う中で見えてきた世界について語り合っていただいた。
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文学博士
鈴木秀子
すずき・ひでこ
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。聖心女子大学教授を経て、現在国際文学療法学会会長、聖心会会員。日本で初めてエニアグラムを紹介したことで知られる。国際コミュニオン学会名誉会長。著書に『幸せになるキーワード』(致知出版社)『9つの性格』(PHP研究所)など。最新刊に本連載の感動的な話をまとめた『自分の花を精いっぱい咲かせる生き方』(致知出版社)。
臨床心理士
皆藤 章
かいとう・あきら
昭和32年福井県生まれ。52年京都大学工学部入学。京都大学教育学部転学部。61年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定。大阪市立大学助教授、京都大学助教授などを経て、平成19年より京都大学大学院教育学研究科教授。30年4月からハーバード大学客員教授に就任。文学博士。臨床心理士。