24時間、365日、どんな患者でも受け入れる――充実した救急医療体制で、全国の民間病院の注目を集め、地域の人々からも厚い信頼を得ている相澤病院(長野県松本市)。しかしかつては職員の離職が絶えず、病棟の一部は閉鎖に追い込まれ、赤字にも苦しめられていたという。その危機的状況を改革し、組織と人材を甦らせてきた相澤病院・最高経営責任者の相澤孝夫氏に、人生の原点、改革の軌跡とともに、これからの時代に求められる新しい医療への熱い思いをお話しいただいた。
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社会医療法人財団慈泉会理事長、相澤病院最高経営責任者
相澤孝夫
あいざわ・たかお
昭和22年長野県生まれ。48年東京慈恵会医科大学卒業後、信州大学医学部第二内科入局。56年相澤病院副院長、平成6年理事長・院長就任。平成29年より現職。一般社団法人日本病院会会長。