「マジックで人々を〝思い込み〟から解放したい」、そんな志を掲げる志村祥瑚さんは精神科医兼マジシャンとして異色の活動を続けている。2017年からは女子新体操日本代表のメンタルコーチを務め、チームを44年振りの団体総合銀メダルに導いた。自身も鬱になった過去を基に語った、暗闇から光を見出す生き方とは——。
精神科医、マジシャン
志村祥瑚
しむら・しょうご
平成3年東京都生まれ。幼少期よりマジックを始め、24年20歳の時にラスベガスジュニアマジック世界大会優勝。「思い込み」の研究のために精神医学を専攻し、精神医学とマジックを融合させたオリジナルのメンタルトレーニングライブを確立。慶應義塾大学医学部卒業後、銀座駅前メンタルクリニック院長として診療。その他、カヌースラロームオリンピック日本代表選手、新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」等、トップアスリート、企業経営者などのメンタルコーチを務める。著書に『人生のタネ明かし 成果を出す人に共通する心の秘密』(講談社)など。公式ホームページ:shogoshimura.com