遺品整理の第一人者として全国の現場を飛び回るメモリーズ社長の横尾将臣氏。その人々の心に徹底して寄り添う仕事の姿勢は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられるなど、大きな反響を呼んできた。「遺品整理は心の整理」と説く横尾氏の歩みと実践から見えてくる、人生の出会いと別れ、悲愁を越えてよりよく生きる要諦、これから日本が取り戻すべき社会のあり方とは――。
メモリーズ社長
横尾将臣
よこお・まさとみ
昭和44年香川県生まれ。高校から始めたラグビーで大阪選抜に選ばれたことで、社会人ラグビーの強豪・本田技研工業に入社。怪我などにより退社した後はミュージシャンとして活動し、いくつかの職を経て、平成18年遺品整理会社に入社。20年独立してメモリーズを設立。以後、これまでに5000件を超える遺品整理に携わり、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に取り上げられるなど、日本における遺品整理の第一人者として活躍を続ける。