機械工具の業界で最後発ながら、東証一部上場企業へと発展を遂げてきたトラスコ中山。社長の中山哲也氏は、有力な同業者のひしめく中、いかなる考え方で同社を導いてきたのか。今日に至る足跡を交え、常識に囚われず、体験の中から培ってきた独自の経営ポリシーをお話しいただいた。
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トラスコ中山社長
中山哲也
なかやま・てつや
昭和33年大阪府生まれ。56年近畿大学商経学部を卒業し、中山機工(現・トラスコ中山)に入社。59年取締役。常務、専務を経て、平成6年社長に就任。視覚障がい者を支援する公益財団法人中山視覚障害者福祉財団の理事長を務めるなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。