今春のセンバツ甲子園で優勝を果たした名門・大阪桐蔭。チームを率いる西谷浩一監督は監督歴18年、48歳の若さながら、高校野球史上歴代2位タイの甲子園優勝5回の記録を持つ名将である。いかにしてチームを日本一に導いてきたのか、その要諦に迫った。
大阪桐蔭高等学校硬式野球部監督
西谷浩一
にしたに・こういち
昭和44年兵庫県生まれ。報徳学園高校、関西大学で野球をプレー。平成5年大阪桐蔭のコーチとなり、10年11月から監督に就任。13年にコーチに戻ったが、14年秋に監督復帰。これまで甲子園出場13回(春7回、夏6回)のうち、優勝5回(春2、夏3)。西岡剛、中村剛也、中田翔、藤浪晋太郎ら、幾多の逸材をプロに輩出している。