半導体製造装置大手の東京エレクトロンが急成長を続けている。2015年、同社は世界最大手の米企業との統合が白紙になるという事態に直面、産業界に大きな衝撃を与えた。その逆境の中、社の舵取りを担うことになったのが社長の河合利樹氏である。新生東京エレクトロンとして、業績を急伸させてきた河合氏に、これまでの足跡や経営者としての心構え、志についてお聞きした。
この記事は約15分でお読みいただけます
東京エレクトロン社長
河合利樹
かわい・としき
昭和38年大阪府生まれ。明治大学経営学部卒業後、東京エレクトロンに入社。平成22年執行役員、27年代表取締役副社長兼COO、28年代表取締役社長兼CEOに就任。