東洋古典『大学』は人の上に立つ者の心得として「己を修め、人を治める」を説く。人は己を修めた分だけ、人を感化し育てることができる、ということだろう。
ここにスポーツの世界において、それぞれ長年にわたり数々の選手やチームを育成してきた名指導者がいる。井村雅代さんと岡田武史さん。共通点が多く、互いに尊敬するお二人が軽妙かつ本音で語り合った「リーダーのあり方」「チームづくりの要諦」。
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井村アーティスティックスイミングクラブ代表理事
井村雅代
いむら・まさよ
昭和25年大阪府生まれ。中学時代よりアーティスティックスイミングを始める。選手時代は日本選手権で2度優勝し、ミュンヘン五輪の公開演技に出場。天理大学卒業後、大阪市内で教諭を務める傍ら、アーティスティックスイミングの指導にも従事。53年日本代表コーチに就任。平成18年より中国、イギリスの指導を経て、26年日本代表ヘッドコーチに復帰。28年リオ五輪ではデュエット、団体共に銅メダルを獲得。令和3年の東京五輪では4位入賞。五輪でのメダル獲得数は通算16個。著書に『井村雅代コーチの結果を出す力』(PHP研究所)など。
今治.夢スポーツ会長
岡田武史
おかだ・たけし
昭和31年大阪府生まれ。55年早稲田大学政治経済学部を卒業後、古河電気工業サッカー部に入団し、日本代表に選出。引退後は日本代表監督として平成9年W杯フランス大会で日本初の本選出場、22年W杯南アフリカ大会でベスト16。他にコンサドーレ札幌、横浜F・マリノス、中国スーパーリーグの杭州緑城で監督を歴任。26年FC今治のオーナーとなり、今治.夢スポーツ会長に就任。令和6年よりFC今治高校里山校の学園長を兼務。著書に『岡田メソッド』(英治出版)など。