力強い色彩をもって圧倒的な迫力で迫ってくる作品群で多くのファンを魅了するとともに、画家として40年以上にわたって日本の美術界をリードしてきた絹谷幸二氏。その画風の原点には、生まれ育った奈良の土地柄が大きく影響しているという。同郷の筑波大学名誉教授・村上和雄氏とともに、絹谷氏の絵に懸ける思いや、絵の醍醐味、芸術家としての矜持などをお話しいただいた。
画家
絹谷幸二
きぬたに・こうじ
昭和18年奈良県生まれ。41年東京藝術大学卒業。43年同大学大学院修了。49年第17回安井賞を最年少で受賞。平成9年長野冬季五輪公式ポスター原画制作。13年日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に。20年絹谷幸二賞を創設。26年文化功労者。東京藝術大学名誉教授。著書に『絹谷幸二 自伝』(日本経済新聞出版社)など。
筑波大学名誉教授
村上和雄
むらかみ・かずお
昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院博士課程修了。53年筑波大学教授。平成11年より現職。23年瑞宝中綬章受章。著書に『スイッチ・オンの生き方』『人を幸せにする魂と遺伝子の法則』、共著に『遺伝子と宇宙子』(いずれも致知出版社)などがある。