最初の生物が地球に誕生したのはいまから約40億年前。以来、生物は絶えざる進化により、様々な環境の変化、逆境を乗り越え現在まで生き残ってきた。その生物の進化の軌跡、そして進化の営みがいまを生きる私たちに教えてくれることを、分子古生物学者である更科 功氏に語っていただいた。
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分子古生物学者
更科 功
さらしな・いさお
昭和36年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。民間企業勤務を経て大学に戻り、東京大学総合研究博物館研究事業協力者に。著書に『化石の分子生物学』(講談社現代新書)『宇宙からいかにヒトは生まれたか』(新潮新書)などがある。