豊田佐吉の名は、自動織機の発明者としてつとに有名である。しかし、その波乱に満ちた人生や、偉大な業績の源になった精神については意外に知られていない。10年にも及ぶ調査研究を経て、このほど致知出版社より『小説やらまいか 豊田佐吉傳』を上梓した北路 透氏に、同書に込めた思いを交えて、偉人の知られざる素顔を繙いていただいた。
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作家
北路 透
きたみち・とおる
昭和34年愛知県生まれ。大学卒業後、新聞記者を経て、平成7年社会保険労務士事務所を開業。賃金制度の提案に特化したコンサルティングで中小企業を支援。事業の傍ら、作家として郷土の偉人を掘り起こす活動にも取り組む。「豊田佐吉を名古屋で蘇らせる有志の会」発足。著書に『小説やらまいか 豊田佐吉傳』(致知出版社)などがある。