北海道大学名誉教授で、公益財団法人札幌がんセミナー相談役の小林博さんは、98歳のいまも札幌市にある同財団事務所に、ほぼ毎日通い続けている。研究の傍ら、がん患者や家族の相談に耳を傾けてきた半生を振り返っていただいた。
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財団法人札幌がんセミナー相談役
小林 博
こばやし・ひろし
昭和2年札幌生まれ。27年北海道大学医学部卒業。市立札幌病院で1年間インターンの後、北大で病理学専攻。米国国立癌研究所で3年間研究し、帰国後助教授、41年より教授(医学部癌研施設病理部門)。58年財団法人札幌がんセミナーを設立し理事長に。令和2年から相談役。北大名誉教授。札幌に本社を構える玄米酵素の学術顧問なども務める。