2018年2月号
特集
活機かっき応変おうへん
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活機かっき応変おうへん

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    人生は機の連続である。機にはよい機もあれば悪い機もある。その機を受動的にではなく、積極的に活かしていくこと。それが活機応変である。『致知』にご登場いただいた多くの先達が示してくれた人生に対する姿勢がこれである。

    機警虚明きけいきょめいという古語がある。安岡正篤まさひろ師がよく揮毫きごうされた言葉である。機警とは機を見るに敏で物事のさとりが早いこと。虚明とは私心のない澄み切った心。私心のない澄み切った心で物事に対すれば、その機の本質を見抜き正しい対策が立てられる、ということである。機警虚明は活機応変の神髄といえる。