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  • 京都大学名誉教授中西輝政

2023年
後半のキーワード

2023年後半のキーワード それは国際社会の「想定外」の動きである──ここにきて激烈とも言うべき中国の変調が明らかになってきた。とりわけ国内経済の落ち込みは、打開のメドさえ立たないと評されるほど深刻なのだ。この問題は、ウクライナ戦争に匹敵するほどの甚大な影響を世界秩序に与えることになりかねない。日本は今後、起こり得る「想定外」の事態に向けて、最大の備えをしなくてはいけない。

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京都大学名誉教授

中西輝政

なかにし・てるまさ

昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(共に致知出版社)『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)『帝国としての中国』(東洋経済新報社)など多数。近刊に『覇権からみた世界史の教訓』(PHP文庫)。