現在、福岡県宗像市で「志明館」という、小中一貫校創設に向けた準備が進められている。その旗振り役を務めるのが、長年教育事業に取り組んできた山口秀範氏だ。教育改革が叫ばれる昨今、その問題の核心に迫る小中一貫校構想に共感を寄せる占部賢志氏とともに、現在の教育問題や、理想とする義務教育のあり方について縦横に語り合っていただいた。
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寺子屋モデル社長
山口秀範
やまぐち・ひでのり
昭和23年福岡県生まれ。早稲田大学卒業後、大成建設に入社。15年にわたる海外勤務の後、平成8年依願退職。翌年国民文化研究会事務局長就任。17年株式会社寺子屋モデル設立。不登校児自立支援を行うNPO教育オンブズマン理事長も歴任。現在、福岡中小企業経営者協会会長等を務める。編著に『日本の偉人100人(上・下)』(致知出版社)。
中村学園大学教授
占部賢志
うらべ・けんし
昭和25年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程修了。高校教諭を経て、現在、中村学園大学教授。その傍ら、NPO法人アジア太平洋こども会議イン福岡「日本のこども大使育成塾」塾長などを務める。著書に『語り継ぎたい美しい日本人の物語』『子供に読み聞かせたい日本人の物語』(ともに致知出版社)などがある。