高知県四万十町と京都府南山城村。一見集客に不利な奥地にありながら、平日も賑わい、全国にファンを持つ「道の駅」がある。その躍進の源にあるのは、地元に深く根ざし、その魅力を内外に発信する〝地域商社〟の挑戦と努力だ。それぞれの地域を牽引してきた四万十ドラマの畦地履正会長と南山城の森本健次社長、師弟関係で結ばれたお二人に地域を光り輝かせる道とは何たるかを披瀝いただく。
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四万十ドラマ会長
畦地履正
あぜち・りしょう
昭和39年高知県生まれ。58年高知県立高知東高等学校卒業後、62年十川農協に就職。平成6年四万十川中流域三町村(大正町・十和村・西土佐村)の第三セクター・四万十ドラマに移る。17年四万十ドラマ株式会社(完全民営)化。19年社長に就任、「道の駅 四万十とおわ」開業。30年まで指定管理業者を務める。令和6年会長。
南山城社長
森本健次
もりもと・けんじ
昭和42年京都府生まれ。60年京都府立木津高等学校卒業後、南山城村役場入職。平成22年「魅力あるむらづくり推進室」担当。茶農家と共に南山城紅茶プロジェクトを立ち上げる。27年南山城村出資の株式会社南山城社長に就任。28年南山城村役場を退職。29年「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」開業。