「この道より我を生かす道なし この道を歩く」。本誌今号の特集テーマに掲げた名言でもつとに有名な文豪・武者小路実篤。生涯に執筆した作品は7,000篇を超え、活動は文筆にとどまらず、書画、そして「新しき村」の創設にも及んだ。己の理想に向かい、ひたすら歩み続けた実篤の横顔について、武者小路実篤記念館の伊藤陽子氏に伺った。
(提供=武者小路実篤記念館)
武者小路実篤記念館副主幹、首席学芸員
伊藤陽子
いとう・ようこ
東京都生まれ。武蔵大学人文学部日本文化学科卒業後、調布市武者小路実篤記念館の学芸員に。現在、同館の副主幹、首席学芸員。令和4年同記念館より刊行された『武者小路実篤名言集 生きるなり』の編集を務める。
武者小路実篤
むしゃこうじ・さねあつ
1885(明治18)年~1976(昭和51)年。小説家、詩人、劇作家。東京府生まれ。学習院初・中・高等学科に学び、東京帝国大学哲学科社会学専修へ進んだが、1年ほどで退学。明治43年志賀直哉らと雑誌『白樺』を創刊。大正7年「新しき村」を創設。昭和26年文化勲章受章。代表作に『お目出たき人』『友情』『人間万歳』『人生論』『真理先生』など。(提供=武者の小路実篤記念館)