コロナ禍で満足に教育の機会が提供されず、またIT化により大きく変貌しつつある現代の教育現場。そこに〝人間学〟の学びがもたらされると、子供たちはどう変わるのか。全国優勝常連校として君臨する箕面自由学園高校チアリーダー部と中村学園女子高校剣道部は、共に『致知』を使った勉強会「学内木鶏会」を導入して2年が経過した。両校の監督を務める野田一江氏と岩城規彦氏に、現場の生の声を伺った。
箕面自由学園高等学校 チアリーダー部監督
野田一江
のだ・かずえ
昭和40年大阪府生まれ。京都市立堀川音楽高等学校、同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業後、クラリネット奏者として活動。平成2年音楽の非常勤講師として箕面自由学園高等学校に着任。3年チアリーダー部創設に際し、〝チア経験ゼロ〟で指導を始める。ジャパンカップ9連覇を含む、全国優勝38回の常勝チームをつくり上げる。
中村学園女子高等学校剣道部監督
岩城規彦
いわき・のりひこ
昭和44年山口県生まれ。福岡大学付属大濠高等学校、福岡大学卒業。母校の大濠高校で1年、中村学園三陽中学で5年の勤務を経て、平成9年に中村学園女子高等学校に赴任。28年から令和4年まで史上初のインターハイ6連覇中。これまでに21回の日本一を獲得。