毎日のニュースで話題に上らないことがない、ロシアとウクライナの戦争。ロシアが突如として隣国ウクライナに軍事侵攻を開始し、既に1か月以上が経過した。悲惨な戦禍を見るにつけ、一刻も早い停戦を願うばかりだが、両者の主張には隔たりがあり、交渉は難航している。なぜこのような事態に至ってしまったのか。世界情勢は今後どう展開していくのか。日本の国のあり方はこれでよいのか。歴史の教訓を踏まえつつ、長期的な視点で論じていただく。
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京都大学名誉教授
中西輝政
なかにし・てるまさ
昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(共に致知出版社)『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)『帝国としての中国』(東洋経済新報社)など多数。近刊に『覇権からみた世界史の教訓』(PHP文庫)。