去る10月21日、自民党総裁の高市早苗さんが史上初の女性総理に選出された。公明党が自ら下野し、日本維新の会との連立による新政権発足から1か月余り、盤石な布陣のもと各方面で改革を押し進め、日米首脳会談をはじめとする外交デビューも成功裏に終え、内閣支持率や日経平均株価は急上昇している。「2025年、日本は再び甦る兆しを見せるであろう」とは森信三師の言だが、高市政権の誕生はまさにその象徴的な兆しに他ならない。
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京都大学名誉教授
中西輝政
なかにし・てるまさ
昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(共に致知出版社)『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)『帝国としての中国』(東洋経済新報社)等多数。近刊に『シリーズ日本人のための文明学2 外交と歴史から見る中国』(ウェッジ)。