埼玉りそな銀行社長の池田一義氏は若い頃から古典に親しみ、その言葉を支えとして、りそな再生の一翼を担ってきた。安岡正篤師の令孫で、全国28か所で『論語』講義を続けている人気講師の安岡定子氏とともに、現代人が古典を読む意義や古典の持つ魅力について語り合っていただいた。
埼玉りそな銀行社長
池田一義
いけだ・かずよし
昭和32年東京都生まれ。明治大学卒業後、埼玉銀行(現・埼玉りそな銀行)入行。平成16年りそなホールディングス執行役、23年りそな銀行取締役兼専務執行役員、25年埼玉りそな銀行副社長、26年同社長に就任。
こども論語塾講師
安岡定子
やすおか・さだこ
昭和35年東京都生まれ。漢学者・安岡正篤師の孫。二松學舍大学文学部中国文学科卒業。論語教室の第一人者として知られ、子供からビジネスマンまで全国各地の28の講座を受け持つ。主な著書に『楽しい論語塾』(致知出版社)『心を育てる こども論語塾』(ポプラ社)『はじめての論語』(講談社α新書)など。