陸上男子400メートルハードルの日本記録保持者である為末 大氏。現在はオピニオンリーダーとして多方面で活躍する氏の源泉には、幼少期から積み上げてきた読書体験があるという。〝走る哲学者〟との異名を取る氏の読書遍歴を辿りながら、書物を通して未来を切り拓くヒントを探る。
Deportare Partners CEO
為末 大
ためすえ・だい
昭和53年広島県生まれ。中学、高校時代より陸上競技で活躍し、平成13年エドモントン世界選手権及び17年ヘルシンキ世界選手権の男子400メートルハードルで銅メダルを獲得。シドニー、アテネ、北京とオリンピック3大会に出場。男子400メートルハードル日本記録保持者。24年に引退後はスポーツと社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている。著書に『熟達論』(新潮社)『諦める力』(プレジデント社)など多数。