昨年(2024年)の元日に発生した巨大地震、その傷も癒えぬ間に襲いかかった豪雨水害によって、甚大な被害を受けた能登半島。いまだ復興の最中にある現地で営業を続け、人々の心に希望の光を点してきたのが、もとやスーパーである。同店を営む本谷一知氏が、大打撃を受けた売り場を立て直す力になったもの、そして氏を突き動かす思いとは――。
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もとや庄治商店社長
本谷一知
もとや・かずとも
昭和52年石川県生まれ。平成12年近畿大学卒業。19年もとや庄治商店入社。24年社長に就任。令和6年能登半島地震と能登半島豪雨により、運営する「もとやスーパー」が大きな被害を受け、同店の立て直しと新事業立ち上げに奔走している。