渋沢栄一の活動は経済界のみならず、社会福祉、国際関係、教育、文化など多岐にわたっているが、その膨大な活動の中でも、特にいま我われが学ぶべき渋沢栄一の精神や生き方とは何であろうか——。『論語』や渋沢栄一について数々の著作を執筆された齋藤 孝氏と『論語と算盤』の現代語訳をされた守屋 淳氏、博識なお二人に縦横に語りあっていただいた。
作家、中国古典研究家
守屋 淳
もりや・あつし
昭和40年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。グロービス経営大学院特任教授。専門は中国古典、および近代日本の実業家。著書に『現代語訳論語と算盤』(ちくま新書)『現代語訳渋沢栄一自伝』(平凡社新書)など多数。
明治大学文学部教授
齋藤 孝
さいとう・たかし
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。著書に『齋藤孝のこくご教科書 小学一年生』『国語力がグングン伸びる1分間速音読ドリル』、最新刊に『小学国語教科書』(いずれも致知出版社)がある。