2023年12月号
特集
けいたいに勝てばきつなり
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けいたいに勝てばきつなり

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敬、怠に勝てば吉なり
怠、敬に勝てば滅ぶ
東洋古典『小学しょうがく』にある言葉である。つつしみの心がおこたりの心に勝てば吉だが、逆に怠りの心が敬しみの心に勝てば、その結果は滅びに至る、の意である。

時を越え国を越えて不変の真理である。「敬」には〝つつしむ〟の他に〝真心を込めてつとめる〟の意もある。

「現実に甘んじないで、より高きもの、より貴きものを求める心が敬である」と、安岡正篤まさひろ(せいとく)師は説いている。