房総半島南東部に位置し、四季折々の豊かな自然に恵まれた千葉県いすみ市では、市内のすべての小中学校の給食に地元でつくられた完全無農薬の有機米を100%使用している。子供たちの未来のために安心安全の給食を――。その一念で「オーガニック給食」の実現に邁進してきたいすみ市長の太田洋氏に、取り組みの中で直面した逆境・困難を交え、子供たちの笑顔、よりよい日本を創るヒントを伺った。
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いすみ市長
太田 洋
おおた・ひろし
昭和23年千葉県生まれ。法政大学卒業後、47年に千葉県庁に入庁。平成11年に千葉県庁を退職して政治家の道へ。同年、千葉県岬町長(後に合併でいすみ市に)。17年より現職。