命の根源である子守唄の伝承を通して虐待防止やシングルマザー支援などの活動に取り組む日本子守唄協会理事長・西舘好子氏。思わぬ出逢いから聖職者としての道を歩むようになったカトリック神父で教誨師でもある古巣馨氏。お二人は長年、多くの人の悲しみや愁いに寄り添いながら、その未来を拓くために献身的な歩みを重ねてきた。自身もまた様々な人生の悲愁を越えながら生きてきたお二人が語り合う幸せへの道標。
日本子守唄協会が主催するファミリーコンサート
日本子守唄協会理事長
西舘好子
にしだて・よしこ
昭和15年東京生まれ。劇団の主宰や演劇のプロデュースで活躍し、平成12年NPO法人日本子守唄協会を設立。現在は理事長として、子供たちへの文化の継承に尽力。著書に『歌い継ごうよ、子守唄』(仏教企画)『こころに沁みる日本のうた』(浄土宗)など。
カトリック長崎大司教区司祭
古巣 馨
ふるす・かおる
昭和29年長崎県生まれ。56年初来日したヨハネ・パウロ二世教皇により司祭叙階。現在、長崎大司教区法務代理、長崎純心大学教授、福岡カトリック神学院講師、列聖列福特別委員会委員、長崎刑務所教誨師などを務める。信徒発見などキリシタン史をテーマとして活動を続ける劇団「さばと座」を主宰。著書に『ユスト高山右近』(ドン・ボスコ社)