約2,000年前、中国で覇を争った魏、蜀、呉の三国と、それを率いたリーダーたちの盛衰を描いた『三国志』。その波瀾万丈の物語は、大激動期にある現代に通じるものがあると評論家の中川昌彦氏は語る。窮苦の中から逞しく立ち上がった英雄たちの姿を通して見えてくるリーダーのあり方。
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評論家
中川昌彦
なかがわ・あきひこ
昭和18年東京都生まれ。41年東京大学法学部卒業、トヨタ自動車入社。52年同社を退職し独立。エディターシップ取締役、テレマーケティング協会理事などを歴任。著書に『自分の意見がはっきり言える本』『バランス感覚で人間関係はうまくいく』(共に実務教育出版)『だから「三国志」は面白い!』(KKベストセラーズ)など多数。