福岡県北九州市内にガソリンスタンド3店舗を構える野口石油。ここで、20年以上にわたり140名に及ぶ非行少年を雇用してきたのが、社長の野口義弘氏だ。何があっても決して諦めることなく非行少年たちを更生へと導くその姿勢から、人を育てる要諦を学ぶ。
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野口石油社長
野口義弘
のぐち・よしひろ
昭和18年鹿児島県生まれ。熊本県内の中学卒業後、九州産交に入社。ガソリンスタンド会社に勤務後、平成7年野口石油を設立、社長に就任。同年福岡保護観察所に協力雇用事業所として登録。現在、北九州市内に3か所のガソリンスタンドを経営。27年吉川英治文化賞を受賞。福岡県協力雇用事業所会長、北九州市非行を生まない地域づくり特命大使などを務める。