追悼・平 光雄氏

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    去る9月15日、社会教育家の平 光雄先生が逝去されました。享年59。今年6月、突然心臓の発作に見舞われたものの、ほどなく回復され安心していた矢先、2度目の発作が起こり、15日午後、帰らぬ人となりました。日本の道徳教育再興のため、これからますますの活躍が期待される方だっただけに残念でなりません。

    平 先生は昭和32年、愛知県にお生まれになり、地元の小学校で32年間、学級担任を務められました。紙芝居やイラストなどを用いたユニークな手法を駆使して、どんな子も夢中にさせてしまう授業を展開し、プロ教師としての手腕を高く評価されていました。

    平成26年には、その教育現場から紡ぎ出された体験を弊社から『子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話』として出版。刊行後、教育関係者のみならず、経営者やビジネスマンの間でも大きな反響を呼び、現在までに10回の増刷を重ねるベストセラーとなりました。先生はその後も弊社から『悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話』『子どもたちが目を輝かせて聞く偉人の話』の著書を相次いで出版され、いずれも話題作となりました。

    平 先生は逝去されるその日まで、精力的に執筆・講演活動に励まれ、全心全力で命を燃やして生き抜かれた人生でした。

    ここに改めて生前のご厚情に感謝申し上げ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。