批評家として鋭い評論活動を続けてきた立教大学名誉教授の前田英樹氏は、読書の学びを自らの人生の糧とする〝愛読〟の大切さを訴えてきた。日々大量に生み出される雑多な情報に振り回され、確固たる生き方を見失いがちないま、私たちはどのように読書によって自らを磨き高めていけばよいのか。前田氏に豊富な事例を交えて語っていただいた(写真:本居宣長の書斎を忠実に復元した自身の書斎にて)。
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批評家
前田英樹
まえだ・ひでき
昭和26年大阪生まれ。批評家。中央大学大学院文学研究科修了。立教大学現代心理学部教授などを歴任し、平成29年より立教大学名誉教授。著書に『独学の精神』『愛読の方法』(共にちくま新書)『批評の魂』(新潮社)『沈黙するソシュール』(講談社学術文庫)など多数。