大学時代からの長年の友人である曽野綾子氏と鈴木秀子氏。卒業後、曽野氏は文壇デビューを果たし、創作活動の傍らアフリカ支援など幅広い社会活動に従事してきた。一方の鈴木氏はシスター、教育者としての道を歩み、いまもなお悩める多くの人たちの声に耳を傾け続けている。ともにキリスト教をベースに人生観を培ってきたお二人が語り合う人生の要訣。
作家
曽野綾子
その・あやこ
昭和6年東京生まれ。29年聖心女子大学英文科卒業。第15次新思潮に参加、文壇デビュー。創作活動の一方、精力的に社会活動も行い、54年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。平成5年日本芸術院賞・恩賜賞受賞。9年海外邦人宣教者活動授助後援会代表として吉川英治文化賞、読売国際協力賞を受賞。7~17年日本財団会長。日本芸術院会員、日本文芸協会理事。現在、日本郵政社外取締役。著書に『いまを生きる覚悟』(共著/致知出版社)など多数。
文学博士
鈴木秀子
すずき・ひでこ
聖心女子大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。聖心女子大学教授を経て、現在国際文学療法学会会長、聖心会会員。日本で初めてエニアグラムを紹介し、第一人者として各地でワークショップなどを行う。著書に『幸せになるキーワード』(致知出版社)『死にゆく者からの言葉』(文藝春秋)『愛と癒しのコミュニオン』『あなたは生まれたときから完璧な存在なのです』(ともに文春新書)など多数。