四方を山に囲まれた兵庫県但馬地方の一教師でありながら、その名を全国に知られる教育者・東井義雄氏。東井氏が生涯を捧げた「いのちの教育」の実践記録や残した言葉は、その死から30年以上が経過したいまなお、教育者だけでなく多くの人々の指針となっている。教え子であり、東井氏を顕彰する白もくれんの会会長である衣川清喜氏に師の思い出を交えて、その生き方をお話しいただいた。
白もくれんの会会長
衣川清喜
きぬがわ・せいき
昭和21年兵庫県生まれ。県立農業講習所卒業後、県庁入庁。主に県内の農業改良普及センターに勤務。豊岡農林水産振興事務所長、但馬県民局地域振興部長などを歴任。平成19年但馬ドーム館長、平成22年東井義雄記念館館長、令和3年より白もくれんの会会長。