「しかし、浜口は返事をしなかった。説明する暇などなかったのである。彼は、危機にひんしている400人の生命のことばかり考えていたのだ」小泉八雲『生神』——江戸時代に起きた津波にまつわる話をモチーフにした小泉八雲の『生神』。そこには頻発する天災に私たちはどう対処したらよいかというヒントが書かれています。
この記事は約8分でお読みいただけます
国際コミュニオン学会名誉会長
鈴木秀子
すずき・ひでこ
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。聖心女子大学教授を経て、現在国際文学療法学会会長、聖心会会員。日本にエニアグラムを紹介。著書に『自分の花を精いっぱい咲かせる生き方』『幸せになるキーワード』(共に致知出版社)『死にゆく人にあなたができること』(あさ出版)など。最新刊に『機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。』(かんき出版)。