2022年2月号
特集
百万の典経てんきょう  日下にっかともしび(とう)
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百万の典経てんきょう  日下にっかともしび(とう)

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    百万の典経 日下の燈─百万の経典を読んでも実行しなければ、お日さまの下でローソクを灯すようなもの、何の価値もない、の意。明治8年から25年まで鎌倉円覚寺えんがくじの管長を務めた今北いまきた洪川こうせんの言葉である。

    洪川の人柄と禅風をしたい、山岡鉄舟てっしゅうもそのもとに参禅している。洪川と鉄舟の交わりについては、二人に縁の深い円覚寺の横田南嶺なんれい管長と全生庵ぜんしょうあんの平井正修しょうしゅう住職に対談いただいた。参照されたい。