ゲストハウス型の婚礼施設を展開するアイ・ケイ・ケイを創業し、就職人気ランキングで3年連続九州・沖縄一に選ばれる人気企業へと発展させてきた金子和斗志氏。日本初の豪華寝台列車「ななつ星㏌九州」をはじめとした鉄道事業の改革と事業の多角化を推進し、JR九州を完全民営化へと導いた唐池恒二氏。共に九州の地から東証プライム上場を果たし、日本を代表する企業へと育て上げてきたお二人に、絶えざる挑戦を重ねてきた足跡について語り合っていただいた。そこから見えてくるリーダーの条件とは――。
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アイ・ケイ・ケイホールディングス会長兼社長CEO
金子和斗志
かねこ・かつし
昭和27年佐賀県生まれ。佐賀県立伊万里高校卒業後、靴販売店での営業などを経て家業のホテルを継ぐ。平成7年アイ・ケイ・ケイ設立、社長に就任。22年大証JASDAQ市場に上場。24年東証二部に鞍替えし、25年東証一部(現・プライム)指定。令和3年より現職。著書に『サービスの精神はありがとうから生まれる』(コスモ教育出版)がある。
九州旅客鉄道相談役
唐池恒二
からいけ・こうじ
昭和28年大阪府生まれ。52年京都大学法学部卒業後、日本国有鉄道(国鉄)入社。62年国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)総務部勤労課副長。外食事業部長、経営企画部長、2度のJR九州フードサービス社長などを経て、平成21年社長に就任。26年会長に就任。令和5年より現職。著書に『ななつ星への道』(PHP研究所)『感動経営』(ダイヤモンド社)など多数。