『致知』をテキストにした人間学の勉強会「木鶏会」が学校現場でも導入され、「学内木鶏会」として若者の間に大きな広がりを見せている。東洋大学ラグビー部を率いる福永昇三監督、札幌日大高校野球部を率いる森本琢朗監督も、学内木鶏会を導入して選手たちの目覚ましい成長を目の当たりにしているという。お二人はなぜ学内木鶏会を導入したのか、そしてどのような成果を得たのか。各々の足跡を交えて語り合って語り合う現代の寺子屋・学内木鶏会の魅力。
東洋大学体育会ラグビー部監督
福永昇三
ふくなが・しょうぞう
昭和50年岐阜県生まれ。関商工高校でラグビーを始め、3年連続で花園出場。平成11年東洋大学法学部卒業。在学中はラグビー部でキャプテンを務め、関東大学2部リーグ全勝優勝。U23日本代表に選出。大学卒業後、三洋電機ワイルドナイツ(現・パナソニックワイルドナイツ)に入部。15年トップリーグ元年には初代キャプテンを務めるなどして活躍し、20年の日本一に貢献。その後明治大学ラグビー部のコーチなどを経て、30年東洋大学体育会ラグビー部監督に就任。令和3年同ラグビー部を29年ぶりに関東大学リーグ1部昇格へ導き、創部64年で初の全日本大学ラグビー部選手権大会出場を果たす。
札幌日本大学高等学校硬式野球部監督
森本琢朗
もりもと・たくろう
昭和55年北海道生まれ。札幌日本大学高等学校を経て、平成15年日本大学経済学部卒業。札幌日本大学高等学校にて教職に就き、硬式野球部の指導を始める。18年同校硬式野球部監督に就任。令和3年春季北海道大会において初優勝へ導く。JADA(日本能力開発分析)協会認定SBT1級コーチ。