高級魚として定番のふぐの中で、最も高価で美味とされるとらふぐ。これをコースでも数千円という廉価で提供、日夜大勢の客が舌鼓を打つとらふぐ料理専門店がある。「玄品」だ。同店を国内外66店舗展開する関門海(大阪府)の五代目・山口久美子社長は、創業者の妻にして、予期せず会社を受け継ぎ発展させてきた。いま女将として現場にも立つ経営者の心に響き続ける言葉とは。
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玄品グループ関門海社長
山口久美子
やまぐち・くみこ
昭和47年大阪府生まれ。平成4年帝塚山学院短大卒業、関門海創業者・山口聖二氏と結婚。24年関門海入社。CI推進部、執行役員を経て29年副社長、30年より社長。令和5年「女将のカウンター」を開き、週2回自ら現場にも立つ。