「利己的遺伝子」という言葉が社会に広く浸透している。しかし、村上氏は生命の存在や発展はお互いを生かし合う「利他的遺伝子」抜きには考えられないと、この考えに異論を唱え続けてきた。利他的遺伝子を裏づけるいくつかの科学的実例から、私たちのあるべき姿が見えてくる。
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筑波大学名誉教授
村上和雄
むらかみ・かずお
昭和11年奈良県生まれ。38年京都大学大学院博士課程修了。53年筑波大学教授。平成8年日本学士院賞受賞。11年より現職。23年瑞宝中綬章受章。著書に『スイッチ・オンの生き方』『人を幸せにする魂と遺伝子の法則』『君のやる気スイッチをONにする遺伝子の話』(いずれも致知出版社)など多数。